【胃捻転・胃拡張】ジャーマンシェパード ベリーの症状と治療方法

2021年の11月14日(木)にベリーが胃拡張になり、胃捻転になりかけていました。

 

もし発見が遅れていたら重篤な胃捻転になるところでした。

 

 

今回、改めてハッキリしたことは、どんなに胃捻転・胃拡張にならないように普段から細心の注意をかけていても胃捻転・胃拡張は起こり得るということでした。

 

 

さらに、胃捻転・胃拡張が起こる前にやっておく準備と、起こった後にどうすべきかが明確になりました。

 

 

その日のことを簡単に振り返ってみると、朝はいつものようにベリーは元気でゴハンも食べました。

 

その後、私は仕事で会社に行きました。

家族が留守の時、誤飲の心配があるのでベリーはいつも室内のケージの中に入れています。

 

ケージの近くにwebカメラを設置してあるので、仕事の休憩時間に会社からベリーの様子をでスマートフォンで確認しました。

 

 

いつもはぐっすり寝ているベリーが、その日は家の玄関の方向を気にしていたり、ケージの中で態勢をいろいろ変えているのがとても気になりました。

 

 

ベリーの様子がいつもと違う時、私が最初に確認することは胃捻転・胃拡張かどうかです。

 

胃捻転・胃拡張の症状として

吐きたくても吐けない

息が苦しそう

歯茎の色が色褪せてくる

元気喪失

お腹がパンパンに張る
などがありますが、カメラで確認した限りではどれも当てはまっていませんでした。

 

 

それに、元気喪失や歯茎の確認はカメラだけではなかなか分かりづらく、間近で見ないとどちらとも言えない限界があります。

 

仕事が終わって帰宅し、ベリーの身体を確認しても「元気がないな」という印象だけでした。

 

 

 

それでもベリーを見て、「今は胃捻転ではないけど、胃捻転になりかけている」というのがすぐに分かり、動物病院に今から連れて行くことを電話で伝えてすぐに向かいました。

 

 

なぜお腹が張っていない、苦しそうにしていない、吐こうともしていない、嘔吐もしていない、「元気がない」だけのベリーを見て私は胃捻転になりかけていたのが分かったのか?

 

 

朝から夕方までの時系列、どんな治療をしてどんな薬を処方してもらい、治療代金までを詳しく書いて同じ症状で苦しんでいる犬たちの参考になればと思い詳しく書きます。

胃捻転・胃拡張に気がつくまでの時系列

ベリーの詳細

犬種:ジャーマンシェパード(ドイツ産)

生年月日:2014/08/08

性別:男

体重:27kg

食べてるのは手作りごはんやドライフード1日二食

性格:おとなしく、内向的

 

  5:30 ・15分ほど近所をゆっくり散歩
  6:15 ・ごはん(手作り食)
  10:00

・いつもは寝ているのに起きている
・玄関方向を気にしている
・休む態勢が頻繁に変わる

  12:00 ・まだ起きている
・お座りの状態
・飲み水の量は減っていない
  15:00
  妻が帰宅
・元気がない
・歩きたがらない
・近所の奥さんが通りかかっていつもと様子が違うにベリーに気がつく

  15:30 ・いつもの動物病院が定休日のためセカンドオピニオンに妻が連れて行く
・他の犬の診療でいっぱいのため17:30に来るように言われる
  16:30
  私が帰宅
・ベリーの様子を見て胃捻転・胃拡張だと感じて病院に急いで電話、すぐに連れて来るように伝えられる
  16:45 ・ベリーが車内で落ち着かない様子で動く
・病院到着
  17:00 ・診療と治療開始
  18:30 ・帰宅
・帰宅後も元気はない

翌日には元気になってゴハンも食べられるようになりました。

ベリーの胃捻転・胃拡張になぜ気が付いたのか

私は胃捻転になっている犬を実際に見たことがないので、インターネットで調べたことだけしか知りません。

 

帰宅してベリーを見てお腹も膨れていないし、吐こうとすることもなかったので「胃捻転ではなさそうだな」とその時点では思いました。

 

それでも私がベリーの胃捻転・胃拡張に気が付いたのは

元気喪失

落ち着きがない

背中を丸めて立っている

の3つの点で気がつきました。

元気喪失

朝に見たベリーの元気を10だとすると夕方は2の元気しかありませんでした。
私や妻が帰宅するといつもなら、はしゃいで早く散歩に行きたがるのにジッと動かずにいました。

 

大好きな手作りアイスクリームを見せても見向きもしませんでした。
歩く時もトボトボした感じなので元気喪失が一番分かりやすかったです。

 

ただ、留守番カメラでは元気喪失は分かりづらいです。

落ち着きがない

ベリーの元気がないのでソファーで休ませました。

 

フセをするんですが、少しするとお座りをしてクルッと回ってまたフセをするようなことを何度か繰り返しました。

 

この落ち着きの無さが、留守番カメラで見た時に一番気になっていたことです。

背中を丸めて立っている

胃捻転・胃拡張を決定づけたのがこれです。

 

背中を丸める原因は椎間板ヘルニア、寒いなどいろいろありますが胃や腸が痛いときにも背中を丸くします。

 

ベリーがソファーの上で落ち着きがなかったのは、胃にガスが溜まってお腹が痛くて身体がラクになる態勢を探していたのだと思います。

治療内容と治療の費用

病院に到着する前に胃捻転・胃拡張のことを伝えてあったので、予約時間の17:30を待たずに治療して頂くことができました。

治療内容

すぐにX線(レントゲン)の撮影をしてもらいました。

 

獣医さんの説明をまとめると

胃にガスが溜まって胃拡張になっている

ガスが胃に溜まるのは犬にとって物凄く苦しい

今は胃捻転にはなっていないけど、時間経過とともに胃捻転になっていた

お腹を開いて手術する必要はなく、お腹に針を刺して胃から直接ガスを抜く

治療しても再発の可能性が高い

今回の治療は、ベリーを仰向けにしてお腹の被毛をバリカンで剃って注射器を挿しました。
ガスを抜くのは数分で終わり、そのあと点滴をして体力を回復させてもらいました。
ガスを抜いてもらった後でもベリーは元気がなかったので、身体が相当苦しかったんだろうなと思います。
胃捻転になると、もがき苦しむほど苦しくなるそうです。

治療費用と処方された薬

治療費用

診察料:¥1.100
エコー下穿刺処置:¥3.300
点滴・注射処置:¥3.300
側菅注射薬剤:¥220
X線検査:¥4.950

内服薬(ボミットバスター)10錠:¥550
内服薬(ガスコン)10錠:¥550
内服薬(ファモチジン)10錠:¥660

計:¥14.630

処方された薬

ボミットバスター
吐き気を抑える効果と胃腸の運動を改善する効果がある効果

ガスコン

胃や腸内のガスを取る薬
ファモチジン
H2受容体拮抗薬という薬で、胃炎や十二指腸潰瘍の治療に使用します

胃捻転・胃拡張に対して準備しておいて良かったこと

留守番カメラの設置

今回、胃拡張を早く見つけることができたのは留守番カメラでベリーの様子を見ることができたからです。

 

カメラでいつもベリーを確認しているから毎日「留守中はぐっすり眠っている」のに、今日は「朝からずっと起きてて落ち着きがなかった」ことに気がつくことができました。

 

この、いつもの正常な状態を知ることはとても重要なのです。
犬を飼っていて留守が多いご家庭は、留守番カメラの設置は必須です。

セカンドオピニオンが必要

ベリーが毎月オゾン療法に通っている病院が定休日だったので、今回はセカンドオピニオンの方に伺いました。

 

セカンドオピニオンは一年に一度、フィラリア予防薬を購入するときに行っていました。

 

今回のような急病の時はやはりセカンドオピニオンの存在は大きいです。

ポイント
行きつけの病院の定休日と重ならないセカンドオピニオンが必要

夜間も診てくれる病院があると安心

今すぐ治療が必要な時もあるので家から近い病院が望ましい

私はセカンドオピニオンの存在を嫌がるような動物病院は、あまりお薦めできないので病院自体を代えてしまいます。

 

診療に自信がなかったり、治療のレベルが低い傾向にある獣医ほどセカンドオピニオンの存在を嫌がる傾向があると思っています。

胃捻転・胃拡張への新たな対策

胃捻転・胃拡張に対して用心していたのに、ベリーは胃捻転になりかけました。
ゴハンの前後の時間に運動はさせない、水をガブ飲みさせないなど実行していました。

 

一つ迷っていたのが、ゴハンを高い位置で食べさせるか、低い位置で食べさせるかです。

 

 

ベリーは床から25cm高さがある台に食器を置いて食べていました。
今後は台の上で食べさせるのはやめて、床に食器を置いて低い位置で食べさせることにしました。

 

 

台の上に食器を置くと食べやすいので早食いになるからです。
食べやすいということは呼吸をしやすいので、空気を吸いながら食べています。

 

床に置けば、食べる位置が低くなりゴハンが食べづらくなります。
結果、食べるのが遅くなります。

 

姿勢的にも呼吸が断続的になるので空気を吸い込む量がかなり減ります。

 

実際に床に食器を置いてゴハンを食べさせたら、食べる速度が遅くなりました。

 

今回の胃拡張の原因が食器の位置なのかは分かりませんが、今後はゴハン食べたり水を飲むのは低い位置で与えることにします。

 

 

胃捻転・胃拡張は早期発見・早期治療であればあるほど身体への負担が小さくて済む病気です。
大型犬だけでなく小型犬でも起きるうる病気なので油断できません。

 

いつもと様子が変だなと思ったらまずは胃捻転・胃拡張を疑うくらい警戒するべきだと思っています。

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